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ごあいさつ
理事長あいさつ
当院は1964年に開院しましたが、それ以前には1927年に開設された武庫川脳病院からの歴史があり、兵庫県で最も古くからある精神科病院の一つと言えます。
そのような長い年月の中では精神科医療にも大村病院にもさまざまな風が吹いた時代を経てきました。
順風もあれば、厳しい逆風もありましたが、開設当初から一貫して精神障害に対して真摯に向き合う態度は失われたことがないと自負しています。
精神疾患にはさまざまな原因があり、いまだに科学的に解明されたとは言えません。それでもその時代時代に最も高度な医療を求めて今日まで歩んでまいりました。
近年は精神障害者の社会復帰や在宅での医療が求められるようになってきました。このような方々に社会の中で十分な医療や介護を提供していくためにはまだまだ社会資源が不足しています。私たちはそういったサービスの提供もいち早く手がけてまいりました。
さらに今日ではうつ病や認知症なども広く社会の中で認められるようになってきました。そういった病気をお持ちの方にも快適な医療環境を整え、一日でも早く社会に帰っていただくことが私たちの願いです。
これからもさらに努力し、地域の皆様から必要とされるよりよい医療を提供していけるように努めてまいります。
医療法人樹光会 大村病院 理事長
基本理念
私たちは
- 1. 医療を行うに当たり「ヒポクラテスの誓い」を、行動の倫理的基盤とし、常に自ら行為が「誓い」の精神に適うように努めます。
- 2. 慈愛に満ちた良質な医療を提供するために、専門職業人としての能力を研鑚するように努めます。
- 3. 患者様個人の尊厳に重きをおき、人権に配慮された親切で丁寧な対応をするように努めます。
- 4. 医療を通して地域社会に貢献し、人々の健康維持、増進に寄与するように努めます。
白い塔の由来
白い塔は、当院の母体である武庫川脳病院(現兵庫医科大学)が1927年に森村 真澄博士によって開設された当時に、病院の玄関ホールの明かり取りとしてデザインされていたものを復元したものです。
武庫川病院は戦後、森村 茂樹博士に受け継がれ、精神科病院として1,000床を越す施設となりました。
武庫川病院は日本における精神科医療の先駆者である呉 秀三博士(1866年~1932年)が掲げた精神障害者の苦しみという原点に立った医療を実践することを理念として、理想的な精神科病院を目指して運営されてきました。
このよき伝統を受け継ぐ象徴的シンボルである白い塔と赤い屋根を当院東棟の上部に復元しました。
- 白い塔に赤い屋根は武庫川脳病院の象徴でした。
- 当院の創設者「森村真澄博士」によって開設された武庫川脳病院(現兵庫医科大学)の玄関ホールの明かり取りを復元しました。